おもちゃカメラ
変なカメラがありまして。takがお届けします。
おもちゃカメラ日記
2005.08.24
HOLGAについてもう少し詳しく書きましょう。まず当初はロクロク(6cm×6cm)でブローニーフィルムを使っていたのですが、どうも撮影してから現像までが待ちきれなくなってしまってポラロイドホルダーIIIを買っちゃいました。そういえばこのとき、ホルダー単体を買わずにHOLGA本体とのセットを買ってHOLGAはmamiさんにプレゼントしたのでした。つまりこれまでに僕は3台のHOLGAを買ったってことです。mamiさん、たまっち、自分用。
で、ポラロイドホルダーなんですが、もうすごいです。最高ですかー?最高でーす!何せ撮ってすぐ見れるんですから。これぞ技術革命です。僕がHOLGAをこの程度に使いこなせるようになったのはこのポラロイドホルダーがあったからです。まず色味がいいです。特にタイプ89のフィルムが好きです。青みがかっていて空のドス青い感じがすばらしい。タイプ88はちょっと赤みが強くて懐かしい感じがでるんですが迫力は落ちます。被写体によっては88の方が良い場合もあります。モノクロも撮りますが実はあんまり好きじゃないです。「追求する」って感じが苦手なのかな。結局ポラロイドは400枚以上撮ったと思います。
こんなに素晴らしいポラロイドホルダー。ずっと使い続けたかったのですが一つ大きな問題が・・・。フィルムがめちゃめちゃ高価。これがもう財布に響く響く。10枚セットで1879円(ヨドバシカメラ)。ってことは1枚188円。しかもファインダーは完全に隠れてる。ISO100相当で結構暗い。だから慣れても失敗しまくり。これから生活がさらに苦しくなる予定なので、残念ながら2005年7月でポラロイドは封印することにしました。でもまたお金ができたら復活させたいなぁ。
そんなわけでつい最近からしぶしぶブローニーフィルムに戻しました。ネガよりポジの方が黒の迫力があるのでポジをメインに使おうかと。でもね。よく考えるとブローニーのポジって結構高いんですよ。あんまり安売りしてないし。現像もお金がかかるし。もちろんポラロイドと比べると半分ぐらいになるんですが。
というようなことを悩んでいるとき、ふとsuperheadz(HOLGAの販売店)のサイトを見てみると、なななんと35mmホルダーが発売されている!おー!しかも穴のところまで写る!おー!たまっちと一緒に買ったら送料半分!おー!てなわけで注文しちゃいました。今日。金曜日ぐらいに来る予感。週末はたまっちと撮影会か!
これでたぶん写真1枚あたりの単価はぐっと下げられるはずです。ちゃんと計算してないけど。たぶん・・・たぶん・・・。35mmホルダー代を取り返すのに結構かかるような気もするけど・・・。
2005.08.15
1年以上たってしまいました。ご無沙汰しています。さてさておもちゃカメラ、いろいろと状況の変化がありました。とりあえず、カメラ達の現在をお知らせします。
SUPERSAMPLER
まだ手元にあります。でもあまり使ってないかな。どうも難易度が高すぎます。ほんとに何撮っているのか分からないし、4連射をうまく使いこなせない。でもポジで撮ると空の青や木々の緑に墨が乗っているようなすごい色でいかにも「LOMO色」で良いです。色に関してはHOLGAよりも迫力がありますね。そのうち面白い使い方を思いつきたいなと思ってます。いまはぼちぼちと。HOLGA
こいつをメインに使っています。あ、でも新型(HOLGA120N)に替えました。旧型を使って昼間の室内で撮っていたんですが暗くて、仕方なく何度もシャッターを押す多重露光で対応してたんです。でも20回ぐらいシャッターをかしょかしょかしょかしょやってると「いったい僕は何をやってるんだろう」という気がしてきて、これでもし夜景なんか撮ろうと思うときっと数百回シャッターを押さなければならなくてそれは何だか無理なような気がしたのです。そんなときに登場した新型、なんとバルブモードがついてるんです。バルブモードとは押している間中シャッターが開いているというもの。これなら何秒でも大丈夫。ちなみにカラーのフラッシュとかついてるやつもあったのですが特に必要性を感じなかったのでただの「N」にしました。あとは、ポラロイドホルダーを買ったり、中古のフラッシュをオークションで買ったりといろいろやってます。その辺はまた後ほどゆっくりと。あ、旧型のHOLGAは友人のたまっちにあげました。これでまたひとりHOLGAにはまった人が増えました。ポラロイドImpulseAF
友人にあげちゃいました。「友達とかの顔をポラロイドで撮りまくりたい」というとっても魅力的な計画を打ち明けられたので「じゃ、これあげる」と。このImpulseAFの良いところはシャッターを押す以外何もしなくて良いところ。フラッシュも強制で光るし。なので表情など一瞬が勝負の被写体には向いていると思います。あとごつい外見も見る人を驚かせるので面白い表情が撮れそう。ポラロイドOne Step
実はもう一台ポラロイドカメラをオークションで落札しました。でも友人がカナダに行くというので餞別代わりにあげちゃいました。カナダのおもしろ写真をとりまくってくれ!と言って送り出したのですが、噂ではカナダに行く前に寄ったイタリア?で壊れたとのこと。ま、そんなものでしょう。ポラロイドSX-70
あ、忘れてました。もう一台(ほんとは2台だけど一台は壊れてた・・・)、これまたオークションで。SX-70です。ポラロイドファンの間ではかなり有名です。ばこっと組み立てる様子がなかなか良いです。でもHOLGAの方が好き、なんて事を言うと山ほどいるSX-70ファンに怒られるかな(そもそもSX-70を「おもちゃカメラ」と言う時点で顰蹙かも・・・)。まだ手元にあります。皮も貼り替えました。格好は抜群に良いです。HOLGAを中心におもちゃカメラ達で撮った写真を公開しています。トップページから「日常と非日常の一日一枚」をどうぞご覧下さい。
2004.07.03
久しぶりのおもちゃカメラ。新しい仲間が増えました。新しいといっても中古ですけれど、ポラロイドカメラです。ImpulseAFという機種。いつ頃のモデルなのかはわかりません。マニュアルもないし。
形がね、いいんです。ぴょこんと飛び出る片目がフラッシュでびょこんと飛び出すのがスイッチも兼ねてます。左右非対称。左右非対称といえば思い出すのが「ミレニアム・ファルコン号」、『スターウォーズ』の。運転席、じゃないや操縦席、いやコックピットか。そいつがなんで横っちょにはみ出してるのか子供心に不思議でした。不思議で格好いいと思ってました。そんな感じで形に惹かれてよく調べもせずに楽天フリマで買っちゃいました。そういえば黒いプラスチックボディに赤いラインが昔乗っていた赤黒のカローラレビン(AE86)を思い出させます。ゴツゴツしてイマイチ洗練されていない外観。ペカペカして安っぽいプラスチックの質感。それもまた好きなんですが。
ちなみにいついかなる場合でもフラッシュが光ります。そうそうポラロイドカメラって電池入ってないんですね。いやフィルムケースの底に張り付いてる白い乾燥剤みたいなのが電池なんですね。フィルムが入っている限り電池切れがないという「メンテナンスフリー」。なんだかすごい設計。知りませんでした。驚きました。
それからHOLGAも一点だけ載せました。モノクロ。
2004.02.23
驚きました。偶然見つけてしまったのでした。普段は読まない日経流通新聞の2月21日付け1面にどでかくHOLGAが出てます。「不完全だから、君がある」という見出しで大森秀樹さんという方が紹介されてます。この人が実はHOLGAの仕掛け人でもともとはロモの仕掛け人でもあるわけで。あー、大森さんが居てくれて良かったとこの記事を読んで思ったのでした。私もすっかり仕掛けに乗っけられた人です。
なぜかtakはそういうのは嫌いなんでしょうって決めつけられることが多いのですが私はブームに乗っかるの結構好きです。最年少の芥川賞作家とか言われるととりあえず読んでみるかなと思うし中学時代はa-haのTake On Meずっと聞いてたし。
一見流されているようでそれでもちゃんと洗濯いや選択してるんです。
2004.02.21
報告が遅れてしまいましたけれども2/11に現像やりました。友人のカメラマンの自宅に立派な暗室があって引き延ばし機もあるんです。
まずはフィルム現像のために目をつぶってフィルムをリールに巻く練習から。ま、すぐに上手にできたら人生はつまらないわけで。チェンジングバッグという黒い袋(暗室)に手を突っ込んでその中でブローニーフィルムをリールに巻き付けて現像タンクに入れます。で、温度を調節した現像液を注いでタンクをひっくり返しながら攪拌。現像時間は7分30秒。その後停止液、定着液と進むわけです。終わったら水洗いしてフィルムを乾燥させ3コマずつに切り分ければフィルムの現像完成です。
というわけで、ドキドキしながらできあがりを見ると・・・ちゃんと現像できてる!写るかどうかもあやしいカメラでもちゃんと撮れてるし、そのうえもっとあやしいtakの素人作業でもちゃんと現像できてる。写真って単純なんだなぁ。もっとも予想通りリールへの巻き付けが失敗していてフィルムが割れて何コマかに傷が付きましたが・・・。
休憩と昼ご飯を挟んで今度は暗室で焼き付けです。
使った印画紙はイルフォードのやつが良いって言われたのでよく分からないけどそれにしました。
最初はベタ焼き。印画紙の上にフィルムを直接載せて全コマをいっぺんに焼くわけです。これで写真の出来やデータを読みとるみたいです。で、いよいよ焼いていくわけですが結構大変なんですね。一枚目、なんとかできたけど、そもそもの写真が変なので暗すぎるところと明るすぎるところがでてしまう。こういうときは覆い焼き。濃くしたいところは秒数をあげるためにその他の部分を手で隠してしまうわけです。これが難しい。だってコンマ5秒単位なんですからあっと言う間。どこ隠してるんだか分からないうちに消えちゃう。だからといって今度は予めしっかり場所を決めてやると手の形がそのまま焼き付いてしまう。ほんとは手を揺らして縁をぼかすんですが揺れる間もなく終わってしまう。そんなこんなで何度もやり直すうちにあっと言う間に時間切れでした。
これは時間がいくらあっても足りない。でも楽しい。
というわけで無我夢中の現像・焼き付け体験は終わりました。結論としてはフィルム現像は道具さえ揃えればうちでできそうです。焼き付けは設備がいるのですぐにはできないかな。
と思っていたら新たな情報。家の近くの市の施設に暗室があって借りられるらしいとのこと。S.yam@さんありがとう。
ネットをいろいろ見ているとネガカラーやリバーサルも薬液などが違うだけで自家現像できそうな感じ。例のクロスプロセスも夢ではないかも。
これでいろいろ目処が立ちました。だから今後はちょっと落ち着いてしっかり撮っていこうと思ってます。今回初めてモノクロで撮ってみたのですがこれはこれで良いかも。現像のしやすさを考えてもしばらくはモノクロを追求してみようかと思ってます。フィルムをスキャンしてからの画質調整も楽だし。カラーはやればやるほどぐちゃぐちゃになるんです。自然な色を出そうと思ってるのにいつのまにかクロスプロセスみたいになっていく・・・。カラーフィルムの上手なスキャンと画質調整、どうすれば良いのやら。
2004.01.26
またしてもmamiさんから紙焼きを4枚ほど奪ってきました。アザラシがうまーく近寄ってきてます。太陽の塔もきれいな空の色でtak好みです。
mamiさんとも話していたのですがSUPERSAMPLERは撮れば撮るほど難しさがわかってくるカメラ。それでもとにかく撮って撮って撮りまくるしかないわけです。現像代がかさんでしょうがない・・・。
ところでまるネコ堂は全人類総表現者計画を推進しています。みんなが自分の心の真ん中にある良いと思う感覚を表現していけばきっと世の中は平和になるはずです。表現することはとても勇気のいる楽しいことです。表現する人は他の人の表現を真摯に受け止めることができるのです。自分のことをちゃんと話せる人ほど人の話をちゃんと聞くんです。
というわけでおもちゃカメラやそれに似たもの似た写真その他諸々をまるネコ堂の当コーナーで発表してみたいという人。もしいたら掲示板まで連絡下さいませ。載せます。
2004.01.25
1/18に予定していた友人宅での現像体験は別の用事で流れてしまった。それもまた良し。のんびりやろう。
午前中牡丹雪が舞う。乾いた低温の風が吹いて寒いことこの上ない。先日買ってきた火鉢。その底に入れる砂を庭で乾かすことにした。午後は雪もあがって風もおさまり太陽も出てきたのでコーヒー豆を二釜200グラム焙煎してから散歩に向かう。
コートのポケットにプラスチックのHOLGAを突っ込んでドアの鍵を閉める。山並みの中腹にある我が家。麓に広がる敷き詰められた街の方角を眺めると視界の上の7割は空が占め鯨のような雲がのったりと横たわっている。逆光で縁が金色に輝いているその鯨はところどころ風に流されてたなびいている。まわりには小さな雲がぽこぽこと湧きだしている。こういう空が大好きでHOLGAの頼りないファインダーを覗いて腋を締めると空全体がゆっくりと右から左へ動いていくのがわかる。間違っているけれどそれは地球の自転を思わせる。自転についてこれない雲がゆっくりと地面から遅れているように見える。やわらかく弾力があり握りしめると指の間からするりと抜け出していくような質感の雲はずっと見ていても飽きない。宮崎駿氏のアニメーションを思い出す。ある瞬間ふと雲を抱きかかえられる気がして空の向こうに体を投げ出しそうになる。
歩いていて見つけた道端の役目を終え捨ててあるのか置いてあるのかぎりぎりの状態の瓦の山を撮る。瓦礫を見ると子供の頃を思い出す。宝の山だったからだ。小川の脇の小さな空き地に切り倒され転がしておくためにぶつ切りにされた直径20センチの木があった。その皮がはがれている。藁細工用の藁を叩く台に使えないかと考えたが重た過ぎて持ち帰れないのであきらめてその代わり写真に撮った。
丸い銀色の猫が路地を回ったところに座っていてこちらが猫に気づくより前にもうまっすぐこちらを見ていた。レンズカバーを外して中腰で7メートルまで近づいたところで音もなく焦りもなく家と家の隙間に消えてしまった。飼い猫か野良猫かわからないが猫の警戒心が強いことは良いことだと思う。
家に帰ると庭の火鉢の砂を片付けてコーヒーを入れるために石油ストーブにやかんを乗せた。こんな休日が過ごせる街は良い所だと思う。
2004.01.10
さて、前回はHOLGAをロクロク(6cm×6cm)に改造したところまで。果たしてちゃんと撮れているのか?ブローニーの現像はちょっと時間がかかるので2003年から2004年にまたいでしまいましたがいよいよその結果を発表です。
あっけないほどちゃんと撮れてました。今回からネガの現像のみで同時プリントはしないことにしました。高いから。カメラ買ってわずか二週間で現像・プリント代がカメラ本体の価格をはるかに超えてしまった。これではいけない。というわけで節約のために現像のみでネガをホームスキャナで取り込むことにしました。色味が妙に赤いのはスキャンがいいかげんだからです。あまりにひどいのは適当にパソコン上で補正してます。
てなことをたまたま事務所にやってきた友人のカメラマンに漏らしたら「自分で現像すればいいですよ。うち、暗室あるからやりますか」とうれしいお話が!いろいろと話しているうちに「現像はカラーよりモノクロの方がやりやすいから最初はモノクロでやりましょう。フィルムはコダックのTXが良いですよ。裏から見ながら現像できるから。」と教えてもらいました。
予定では今月の18日にお邪魔して現像初挑戦です。楽しみ。自分で現像できるとなるとお金もかからないしうれしいなぁ。趣味は金より時間を掛けるもの。
実はいろいろ調べているうちにちょっと気になる情報を見つけて「クロスプロセス」という現像方法なのですが詳しくはリンク先を見てもらうとして。なんでもポジフィルムをネガのプロセスで現像する方法らしく色がすごいことになるんです。HOLGAのぼんやりカラーも好きなのだけどLOMOのどぎつい感じを知ってしまうとちょっと物足りない気がしていたのも事実。これ楽しそう。でも想像通り高い(1本2000円+送料)。というわけで今年の野望としてはこのクロスプロセスを自分でやることなわけで。できるのかどうなのか。
2004.01.06
新しい年。今年もどんどんおもちゃカメラです。
さて。友人を紹介します。mamiさん。職場の友人です。SUPERSAMPLER使いです。何を隠そう私にSUPERSAMPLERの存在をつまりおもちゃカメラの存在そのものを教えてくれた人です。で、半ば強引にその作品を奪ってギャラリーに載せました。
やっぱり空の色がね。いいね。SUPERSAMPLERは。赤い花もいいけど。とか二人していつも仕事の合間におしゃべりしてます。今後も続けて載せていくのでもっともっとたくさん撮って下さいね、mamiさん。
2003.12.30
さて。一本も撮らないうちに壊してしまったかもしれないHOLGA。どうせなら分解して改造してやれとレンズを明るくしたところで前回は終わりました。その続き。
巻太り防止装置つけました。スポンジにテープがついてるサッシなどの隙間をふさぐやつを裏蓋にくっつけました。このスポンジたまたま家にあったからそれを使っただけです。2つ。写真の灰色のがそれです。ちなみに赤い窓のところに外側からパーマセルテープを貼って遮光してます。フィルムを送るときだけはがしてのぞきます。
裏蓋の両側にスポンジを付けました。この間失敗したフィルムで巻けるか試してみたら大丈夫だったので早速新しいネガフィルムを入れて撮ってみました。現像されてくるまで本当にちゃんと撮れているのかものすごーく不安だったのですが、撮れてました。よかったよかった。
写りを見ると、どうやら色はあんまりはっきりと出ませんね。特に青が出てないような気がします。SUPERSAMPLERのどぎつい青空が好きなのでちょっと残念。でもまぁHOLGAはHOLGAで違う被写体を選べばよいわけでそれもまた良し。
というわけで気を良くしてHOLGA改造も次なるステップへ。本日、サイズの6cm×4.5cmから6cm×6cm化に着手。ネットで調べるといろんな人がいろんな方法でやってます。要するに6cm×6cmの枠をつくっていまのホルダーの代わりに付ければよいんだと勝手に判断して、手近にあったスケッチブックの表紙の厚紙で作りました。黒く塗った方が良さそうなので手近にあったマジックで塗りました。こんなので大丈夫なんでしょうか。
あ、ちなみに私はカメラのことはほとんど何も知りません。「F8」とか言われても何を意味するのかすら知りません。でも大丈夫。楽しければ問題なし。
さて、いまは新たにネガフィルムを入れて6×6で撮影中です。ほんとに撮れているんでしょうか。楽しみですねー。年末年始は実家に戻ります。もちろんHOLGAもSUPERSAMPLERも連れて行きますよ。
2003.12.21
二週間ほど前のことです。職場でウェブデザイナーに変なカメラを教わりました。ロシア製のSUPERSAMPLERです。20年前かよ!と思うような妙な色の写真が撮れるんです。しかもなぜか4連写。レンズが4つついてる。ファインダーなんかはじっこについたただの小さな枠。何が撮れているか分からない。そもそも本当に撮れているのかもわからない。そんなカメラ。こう言うの大好きなんです。話を聞いた直後に駆け足で買いに行きました。
5,800円でした。箱から出した時の感動。プラスチック。軽い。これでほんとうに撮れるのか。
ちょうど翌日から栃木へ行くことになっていたので、持っていくことにしました。軽いので気楽にコートのポケットに入れて。このときこんな単純なカメラだからマニュアルはいらないやって家に置いていったのが、後で問題を引き起こすわけです。
家を出てから適当に撮り始めました。でも何が写ってるかさっぱりわかりません。適当に被写体のほうへレンズを向けてカメラを動かしながら撮るだけ。シャッターを押した後、次を撮る前にひもをジーってひっぱるんです。ガシャガシャガシャガシャ、ジーーーーって。
やがてフィルム一本分撮り終わったので、交換です。でもマニュアルがない。どうやるのかよくわからない。きっと巻き戻しレバーを矢印の方向に回せば良いはず。ん、固い。でもこれで良いはず。ぐいぐいバキッ。あ、回った。というわけで撮り終わったフィルムは無事取り出せ、新しいのを入れたら、なぜかシャッターが押せない。しかもひもを引っ張ったら本当はバネでもとに引き込まれるはずなのに延びたまんま。壊れちゃいました。
どうやらさっき巻き戻すときに本当は「巻き戻しボタン」なるものを押しながらレバーを回さなきゃならなかったんですね。それを無理矢理やったので壊れました。買ってから3日目、撮れたのはフィルム一本だけ。悲しかったです。
一応1年保障がついているので、壊した状況を説明し「もし交換してくれたら嬉しい」という内容の手紙を付けて販売元に送ってみました。駄目だったら新しいのを買うつもり。
寂しく手元に残ったフィルムを現像・プリントしてみるとちゃんと撮れてました。濃厚な雰囲気。空の雲の色、特にフィルムの端の光量が落ちてるところが最高です。もっと撮りたい。でも撮れない。
というわけで寂しさを紛らわせるために他のおもちゃカメラの情報を調べ始めたわけです。どうやら他にも結構あるんですね。この手のカメラ。特に中国製のHOLGAってのが気に入りました。なにしろ3,900円。安い。
寂しさのあまりつい注文しちゃいました。面白いことにその数時間後にSUPERSAMPLER、新しくなって戻ってくるのです。Lomography Japanの方、すみませんでした。ありがとうございます。 嬉しいです。
で、今日、近くに猿で有名な滝があるので年賀状用に撮ろうと友人といっしょにSUPERSAMPLERを持って出かけました。この友人がまた変わっていて同じLOMOのLC-Aというカメラをもう5年も前から使っているのです。結局猿には出会えませんでしたがいわゆる猿のようなものはいくつか撮ることができました。
で、帰ってくると宅急便。もしやと思って出ると来ました来ました。HOLGAです。箱を開けるともうこれがSUPERSAMPLERの比じゃなく安っぽい。カメラというよりプラモデルです。さっそくフィルムを買いに行きました。普通の35ミリじゃなくて大判のブローニーってやつなんですが、DPEでは扱ってなくて、街角スタジオなところで無理矢理分けてもらいました。で、ちょっと苦労しながらフィルムをセット、夕暮れで暗くなってきたので慌てていろいろ撮りました。これもどんなのが撮れてるのかわからないけれど、もう浮かれてしまって10枚ぐらい撮った頃でしょうか。またやらかしました。
右手にもって歩いていたらガチャン。電柱にぶつけてアスファルトに落として裏蓋が外れてフィルムが飛び出して目の前が真っ暗になりました。粗忽者ですな。情けなくなります。
フィルムは諦めて本体を調べてみるととりあえず問題なく動くようですが、いくらおもちゃとは言え一応カメラです。壊れてるかもなぁと思って、家に帰ってきました。
ネットで調べてみるとどうやら簡単に分解できるらしい。しかも、レンズを明るくしたり、サイズを大きくしたり、フィルムの巻太りを押さえたり、光の漏れを防いだり、そういうことが簡単にできる。いや、やらないとまともに写らないらしい。というわけで、早速分解しました。こう見えても機械工学専攻です。分解は得意です。分解は。
さっきまで落ち込んでいたのはなんだったのか、こうなってくると俄然楽しくなります。で、とりあえず今すぐできそうな改良としてレンズを明るくしてしまいました。といってもレンズの裏にくっついてる輪っかを外しただけですが。ノーマル状態での写りも知らないままいきなり改造です。
分解は得意ですが組み立ては苦手なので慎重にやりました。と言ってもねじ3本締めるだけ。でも一回失敗しました。シャッターが切れなくて慌ててなおしました。明日はサッシ用のクッションテープでも買ってきて巻太り防止装置を作ろうと思います。ほんとに撮れるのかなぁ。