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2003年11月16日(日)
「『晩酌』書いててよかった」

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 紅く輝く香箱蟹。コウバコと読み甲箱と書くこともあるらしい。ズワイガニの雌で赤いつぶつぶは子(卵)だ。見るのも食べるのも初めてだが石川県の友人が送ってくれた。感謝。地元ではよく食べられているとのこと。新鮮な魚貝に出会う度に近くに豊かな海がある生活に憧れてしまう。

 それにしても身の甘いこと。蟹味噌の濃厚なこと。ぷりぷりとした弾力のある脚の身に味噌をたっぷりとからめる。一口噛むとじゅわっと広がる旨味たっぷりの出汁がたまらない。赤い子はつぶつぶとした新鮮な食感を楽しむ。爽やかな蟹酢との相性も抜群だ。海と潮の風味をそのまま食べているようなご馳走に焼酎の存在をすっかり忘れていた。

 魚介の中でも特に蟹の美味さは複雑で微妙なバランスの上に成り立っている。蟹ミソや卵など一歩間違えば生臭さが勝ってしまう。だからこそ新鮮で美味い素材に出会うと感動すら覚えるものだ。今がちょうど旬で天候に恵まれて良いのが手に入ったからと調理までして送ってくれた友人に本当に感謝しながら二人で六杯をあっと言う間に平らげた。大満足。




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